筑前黒田武士の江戸日記

~毎月第1土曜日更新~

vol.19 木屋瀬宿

f:id:kan-emon1575:20140130155031j:plain

【所在地】福岡県北九州市八幡西区木屋瀬

【関連サイト】http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shisetsu/menu06_0005.html

 

 路面電車のようなコンパクトな車体の筑豊電鉄に乗って、黒崎から30分弱。黒田の殿様も参勤の折りに立ち寄った宿場町である木屋瀬(こやのせ)は、天保6年(1835)の建築といわれる旧高崎家住宅(上部写真/北九州市指定有形文化財)など江戸時代の面影を残している。みちの郷土史料館も、展示内容がなかなか充実していて楽しめた。欲を言えば、電線を地中化してもらえると、歴史ある町並により趣が出てくるのだが。

 余談ながら、LCCジェットスター)を使えば、今や東京から福岡まで最安で6千円程度。ドリンクサービスや液晶テレビはないが、2時間程度の空の旅に特段の不都合は感じない。福岡も随分と行きやすくなったものだ。

(2014年1月訪問)

 

f:id:kan-emon1575:20140130162804j:plain

 永源寺に残る木屋瀬宿本陣の門。『新訂黒田家譜』では「御別館」という言い方が使われており、藩主の別邸という位置づけでもあったようで、屋根瓦には黒田藤巴の紋が入っている。

 

f:id:kan-emon1575:20140130154154j:plain

敷地の石垣が残る代官所跡。この細道は代官小路と呼ばれる。『福岡藩分限帳集成』には、木屋瀬の代官として「四拾石 母里源助」の記載があった。(「寛文官録」)。