筑前黒田武士の江戸日記

~隔月で第1土曜日に更新~

vol.24 中津の黒田官兵衛資料館

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【所在地】 大分県中津市1273-2
【関連サイト】http://www.nakatsujyo.jp/

 

 夏休みに大分を旅して、最後に中津に立ち寄った。今年開館した「黒田官兵衛資料館」を見て行こうと思ったのだが、大河ドラマの舞台となる町の様子にも興味があった。

 中津駅に着くや土砂降りの雨となったが、町をあげて「軍師官兵衛」を盛り上げている雰囲気に気分も昂り、傘を差しながら歩いて中津城址へ。資料館(上部写真手前)はやや簡素ではあるが、黒田の城であったことをアピールできる格好のモニュメントと言える。ただ、天守閣や櫓の一部が隠れてしまっており、せっかくの景観(模擬建築ではあるが)が少し勿体ないような気もした。

 我が家も中津で仕官した「古譜代衆」と伝わる。関ヶ原の合戦の折りに官兵衛の軍門に下ったので、この地に滞在したのはごくわずかな間であっただろうが、400年の時を経て自分が再訪したと思うと、感慨深くもなる。その頃の様子が大河ドラマでどのように描かれるのか。楽しみで仕方がない。 

(2014年8月訪問)

  

f:id:kan-emon1575:20140806153643j:plain中津駅のホームに降り立つと、目の前にこのメッセージ。もはや黒田官兵衛が中津の顔になっているようで、当地出身の福沢諭吉先生には申し訳ないような。

 

f:id:kan-emon1575:20140806155355j:plainご当地キャラは「くろかんくん」。福岡の「ふくおか官兵衛くん」と似た感じだが、「合子形兜」も随分有名になったものだ。