【所在地】福岡市東区名島1-15
【関連サイト】http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/490
大河ドラマ「軍師官兵衛」の最終回、天下取りの夢が潰えた官兵衛が激しく落胆する様子は「らしくない」気がしたが(冷静に現実を受け入れる方が似つかわしいかと)、福岡での晩年にもう少し時間をかけて、一躍国持大名にまでのし上がったサクセスストーリーとして締めくくってほしかったようにも、今さらながら思う。
そのイメージであったなら、黒田父子の名島城入城は名場面のひとつになっていたかもしれない。福岡城完成までの仮住まいとはいえ、言わば福岡藩の出発点となった城。現在の城跡は何の面影もないが、城の周りに配した家臣の屋敷割りまで描かれている名島城の図面が残っており、当時の我が家も確認できる。どのような城下町だったのか、見てみたいものだ。
黒田二十四騎の一人である林掃部に下賜された名島門。かつての名島城の城門の一つだ。代々林家の屋敷門として使われ、今も福岡城址に移築され現存する。
名島城の遺構と伝わる崇福寺の唐門。