筑前黒田武士の江戸日記

~毎月第1土曜日更新~

vol.33 長州と筑前

 久しぶりに萩を訪れた。武家屋敷街の風情を色濃く残す萩城下は、自分の好きな町並みのひとつであるが、偶然にも旅行前夜、城下町が世界遺産に認定されていた。今年の大河ドラマ花燃ゆ」の舞台でもあり、まさに旬なタイミングだ。

 レンタサイクルを借りて、城下町を散策。福岡城下もこんな感じだったのだろうか、わが先祖の日常もこんな雰囲気だったのだろうかと、いろいろ想いをめぐらせると何度見ても飽きず、同じ道を行ったり来たりしてしまう。結果、同じく世界遺産となった松下村塾反射炉は時間切れとなってしまったが、次回の楽しみとしたい。

 視聴率低調といわれる「花燃ゆ」だが、最近は毎週見ている。福岡藩は長州周旋にいろいろと尽力しているし、志士レベルの交流もあったわけで、福岡藩関係者の登場をひそかに期待しているのだが。

萩市HP】  http://www.city.hagi.lg.jp/site/sekaiisan/

 

f:id:kan-emon1575:20150706160819j:plain

永代家老の福原家(11,314石)表門。三奈木黒田家のような存在と言えるだろうか。

 

f:id:kan-emon1575:20150706161831j:plain

寄組の口羽家(1,018石)長屋門。寄組は永代家老に次ぐ家柄で、千石以上の家は家老になる資格を持つ。62家あり、福岡藩で言えば中老・大組あたりになろうか。

 

f:id:kan-emon1575:20150706174526j:plain

大組の小川家(500石)長屋門。「大名組」に由来する福岡藩の大組に対し、長州藩の大組は「大番八組」と言われ、福岡藩の馬廻組に相当するであろう中士層。137家あるが、家禄は百石未満から千石以上と幅広い。

 

 f:id:kan-emon1575:20150707105653j:plain

桂小五郎の生家である藩医の和田邸。大組150石の家の養子になった桂も、実家はわずか20石。家禄で見れば福岡藩の無足組クラスになろうが、屋敷はわりと広い。