筑前黒田武士の江戸日記

~毎月第1土曜日更新~

vol.38 蹴鞠

 今年はアビスパ福岡が5年ぶりにJ1リーグに復帰する。福岡のチームで親しみはあり、博多の森に試合を観に行ったこともある。昨年のJ2リーグ最終節、プレーオフ決勝はテレビで観戦。1部リーグ昇格が決まった瞬間は、やはり嬉しい気持ちになった。テレビ中継の機会も増えるので、今年の楽しみのひとつになりそうだ。

 ボールを蹴るスポーツと言えば、江戸時代は蹴鞠が流行っていたらしい。私の先祖が残した「一代記録」には、習い事のお師匠が記された頁に、「蹴鞠 三木恵次郎 天保六 九月入門」とある(このとき私の先祖は30歳)。「江戸鞠屋 柳屋平右衛門」とも書き添えられており、江戸の鞠屋にも習っていたのだろうか(それとも使っていたマイボールのブランド意識とか?)。貴族的で雅なイメージがあるが、武家の間でも、たしなみがあったとは意外な感じがする。ちなみに三木恵次郎は、天保期の分限帳に「蹴鞠役」(家業 17石4人扶持)として記載があり、福岡藩お抱えの蹴鞠師だったようだ。

 サッカーのリフティングのイメージで、鞠を地面に落とさずに蹴り上げる回数を競う競技らしい。私自身は、週末にフットサルをしているが、自分もそれなりにいい歳になってきた。蹴鞠は、走り回らなくてよい分、生涯スポーツとして無理なく楽しめるかもしれない。日本の伝統文化に触れる機会にもなるし、教室のようなものがあれば、トライしてみたいところだが。