筑前黒田武士の江戸日記

~隔月で第1土曜日に更新~

2014-01-01から1年間の記事一覧

vol.25 特急官兵衛号

博多駅で「特急官兵衛号」に遭遇。黒田家ゆかりの中津と福岡を結ぶ臨時列車の由。鉄道マニアというわけでもないが、藤巴紋の赤合子兜をつけた列車を見ることなど、大河ドラマが終わってしまったらもうないだろうと思って、カメラにおさめてみた。 「軍師 官…

vol.24 中津の黒田官兵衛資料館

【所在地】 大分県中津市1273-2【関連サイト】http://www.nakatsujyo.jp/ 夏休みに大分を旅して、最後に中津に立ち寄った。今年開館した「黒田官兵衛資料館」を見て行こうと思ったのだが、大河ドラマの舞台となる町の様子にも興味があった。 中津駅に着くや…

vol.23 二川宿

【所在地】愛知県豊橋市二川町字中町65番地【関連サイト】http://www.futagawa-honjin.jp/ 長浜の官兵衛博覧会に行く途中、二川宿に立ち寄った。福岡藩の定宿だった本陣の残る宿場町である。旧東海道に残る本陣はわずか2軒で、そのひとつがこの本陣馬場家。…

vol.22 秋月記

日経新聞土曜夕刊に連載の「文学周遊」。先週のお題は葉室麟氏の『秋月記』だった。文学作品とその舞台を紹介するコーナーである。直木賞受賞作品となった『蜩ノ記』が映画化されるとあって、同氏の作品が改めて注目されているのかもしれないが、黒田家ゆか…

vol.21 長浜の官兵衛博覧会

豊臣秀吉の出世城と言われる長浜城。ここで黒田官兵衛博覧会なるものが開催されていることを知り、訪ねてみた。場所は模擬天守の中(長浜城歴史博物館)。大河ドラマにちなんだ企画展であり、博覧会とは大げさな感じもするが、官兵衛を盛り上げてくれるのは…

vol.20 江戸博の官兵衛展

思いつきではじめてみたこのブログも、コンスタントに続けて約1年半。旅の思い出やちょっとした発見を活字にしてみる作業は、なかなか楽しい。ただ今さらながらではあるが、趣味のブログでタイトルが「〇〇研究所」とは、冗談めかしているつもりとはいえ、…

vol.19 木屋瀬宿

【所在地】福岡県北九州市八幡西区木屋瀬【関連サイト】http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shisetsu/menu06_0005.html 路面電車のようなコンパクトな車体の筑豊電鉄で黒崎から30分弱。黒田の殿様も参勤の折りに立ち寄った宿場町木屋瀬(こやのせ)は、天保6…

vol.18 黒田兵庫助

毎週楽しみにしている「軍師官兵衛」。この大河ドラマに黒田兵庫助(小一郎利高)という人物が出ている。官兵衛の実弟で黒田二十四騎の一人でもあるのだが、今のところ脇役に甘んじている様子。実際、栗山善助や母里太兵衛らと比べると、インパクトのあるエ…

vol.17 五卿

【五卿上陸地】福岡県北九州市八幡西区舟町7-10 http://www.city.kitakyushu.lg.jp/yahatanishi/file_0029.html 【延寿王院】福岡県太宰府市宰府4丁目 http://www.crossroadfukuoka.jp/osusume/2010spring/index2.html 「五卿」をテーマに福岡を旅してみた…

vol.16 武家屋敷

何年かぶりに福岡市博物館の常設展をのぞいてみたら、いつの間にかリニューアルされていた。思わず見入ってしまったのが、福岡藩士の屋敷図を映像展示する新コーナーだ。タッチパネルに表示される家のいずれかを選択すると、福岡城下のジオラマの当該邸宅に…

vol.15 江戸城

【所在地】東京都千代田区千代田1-1【関連サイト】https://fng.or.jp/koukyo/ 湯島聖堂に続き夜景シリーズのようになるが、年末年始で皇居のライトアップが行われていたので、デジカメを持って出かけてみた。言わずもがなであるが、黒田の殿様も度々登城し…

vol.14 伊岐流槍術

『甲子夜話』に、「筑前黒田家の臣に、伊岐流と云ふ槍術を伝るものあり」との書き出しを見つけた(巻之十四/六)。筆者の平戸藩主松浦静山が林述斎から聞いた話で、述斎が入手した伊岐久右衛門の先祖についての書付を「神祖(徳川家康)の御用ひありし槍術…